かせつのはきだめ

かせつは仮設であり、仮説でもある。

結局アルジュナが一番愛しているのは誰?という話

マハーバーラタの分かりやすいところとして、「私は誰々を愛している」「私は誰が一番好き」というのをみんなきちんと言ってくれる、というのがある。

 

ではアルジュナさんが愛している人は誰なのか、というのがこの記事のテーマである。ただし今回はマハーバーラタを頑張って読みまくる元気がないので、私が今知っている範囲の話ということで、原典訳マハーバーラタ7巻、アルジュナの息子であるアビマニユが戦死したことを知らされたアルジュナが悲しみ、アビマニユが殺されたときの様子をその場にいる人々に尋ねた後の部分を引用したい。

 

アルジュナはこのように告げて、最高の弓と刀を持って立っていた。誰も彼を見ることはできなかった。彼は怒った死神(アンタカ)のようで、何度もため息をついていた。息子故の悲しみに苦悩し、顔は涙だらけだった。親しい人々は誰もアルジュナに話しかけることも見ることもできなかった。ただし、クリシュナとユディシティラは例外だった。その両者はあらゆる状況において、アルジュナのためを思い、親密であった。彼は彼らを尊敬し、愛していたから、彼らは彼に口を聞くことができた。*1

 

まあ、アルジュナが特別愛している人はクリシュナとユディシュティラである、というのには異論はない。普通にマハーバーラタ読んでいても「そうなんだろうなあ」と思うことはある。では、結局のところアルジュナが一番好きなのはクリシュナなのかユディシュティラなのか?と野暮な私は突っ込みたくなってしまうのだが、愛にも、色々な種類があって、アルジュナのクリシュナに対する愛と、ユディシュティラに対するそれは異なるものなのではないかというのが今の見解である。実際アルジュナに『クリシュナとユディシュティラ、どっちのほうが好き?』と質問したらすっげえ困った顔をされるのではないかという気がする。まあ、本人に聞くのは無理だけどさ。

 

*1:原典訳マハーバーラタ7巻 p169

マハーバーラタのカルナさんのこと

私はマハーバーラタのカルナさんを「悲劇の英雄」とする風潮が好きでないのだが(まあ、ただの解釈違いである)、私なりに原典におけるカルナの魅力とかかっこよさ、それが決して「悲劇」と受け止められるものではないことは書き留めておかないといけないなあ…と3年以上前から思ってます。まとめろよ(´・ω・`)

 

2017/02/09 追記

「悲劇の英雄」という表現が嫌いな理由は色々あるのだけど、私はマハーバーラタで描かれているカルナの生涯を幸福ないい人生だなと思ってしまうからそれを「悲劇」と言えないのだ、というのが一番大きい。ほんと、みんながみんなカルナの人生を悲劇だというのが悲しくて(´・ω・`)

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こんにちは。 皆様年末年始いかがお過ごしでしょうか。私は元旦に寝正月だけは避けようというわけで、久しぶりに江ノ島、鎌倉方面へ出歩いて参りました。  

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