かせつのはきだめ

かせつは仮設であり、仮説でもある。

いのちのたび博物館に行ってきました。

今日はいのちのたび博物館に行ってきました。最近突然行きたくなったので思い切って行くことにしました。いのちのたび博物館北九州市の博物館で、北九州市の自然史と歴史に関する資料がたくさん展示されています。ああ、福岡市にもこういう自然史博物館があればいいのに・・・。 まずは特別展示を見ました。そのタイトルは「どうぶつ大集合!草食系?肉食系?」。たくさんの動物の剥製が展示されていました。 ここで一枚写真を紹介。いのちのたび博物館は基本的に自由に写真が撮れるんですよ~!虎って結構かわいいですよね。

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つーか家族連れが多いなあ。むしろお一人様は私だけだったような気が・・・。子供たちがお父さんお母さんに色々聞いたり展示をしっかり見ているのを見ながらニヤニヤ・・・いや、微笑ましい気分になってました(不審者ですみません)もしかしたら科学の心ってこういうところから育っていくのかもしれない。そんなことをぼんやり思ったりもしました。 こちらはツキノワグマ。子供たちが金太郎さんみたいに乗っかって記念撮影をしていました。側にちゃんと金太郎の前掛け?が準備してあったのには笑いました。博物館の方々用意周到すぎますよ!(笑)

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ツキノワグマって案外小さいんですね。荒川先生が百姓貴族 (WINGS COMICS)で「倒せそう」とおっしゃった気持ちが分かります。実際さわってみるとびっしりと堅い毛で覆われているんだなっていうのがよく分かります。 特別展の後は通常展示へ。内容は以前と変わってはいませんが、いのちのたび博物館は通常展示がとにかく充実しているので何度見ても面白いです。いのちのたび博物館は化石と剥製、骨格標本がとにかく豊富です。生き物の生態や進化の課程を勉強するには一番!見所は色々ありますがセイモスサウルスの骨格標本には圧倒されます。頭からしっぽの先までこんなに長いのかよ!と。これは是非行って見てほしいですね。ゴールデンウィーク中にでも機会があったら見に行っていただきたいです。 一番人気のコーナーだという「エンバイラマ館」。大昔の北九州の自然環境を再現したジオラマ展示は圧巻でしたよ~。恐竜ロボットがリアリティたっぷりに動きます。出口にはエンバイラマ館のジオラマを作る際に参考にした化石などが展示されていて、ただ楽しむだけではなくて勉強にもなります。 自然発見館は初めて見ました。北九州の自然に対する理解がより深まりますね。

今回時間がなくて歴史ゾーンは駆け足でみました。 やはり一番強く思うのは、ふるさとの歴史、生き物の歴史に触れる場所があるというのは人にとって(特にこどもたちにとって)ものすごく良いことなんじゃないかっていうこと。「我々はどこから来たのか。どこへ行くのか。」って人類にとって普遍的な問いかけのような気がしています、私は。それに対する回答はもしかしたら色々あるかもしれない。それこそ人間の数だけ。ここにくればそれを考えることができる。そんな場所のような気がします。 もう一つは今の私の身の回りをきちんと見渡してみようと思いました。そういえば最近は虫の鳴き声も鳥の声も聞かなくなっちゃったなあ。身の回りに生き物はいないのか、私がただ鈍感なのか・・・。この世界は人間だけのものではないからね。ちゃんと見直さないといけないなあ。 あー、次は何かしら「目的」を持っていのちのたび博物館に行きたいです。知りたいことがあった方が博物館は楽しい!もちろん何となく行っても楽しい場所ですけどね。 次は福岡市博物館の『黄金の都 シカン展』に行く予定です。