かせつのはきだめ

かせつは仮設であり、仮説でもある。

私はマハーバーラタをどこまで知ることが出来るのだろう

こんにちは。入口です。

今日は土曜日、バイトの日です。1日中働いたのでへとへとです。

さて、今日Amazonマーケットプレイスで注文した原典訳マハーバーラタの4巻と8巻が届きました。

原典訳マハーバーラタの4巻と8巻はずっとプレミアがついていてべらぼうに高かったのですが、最近ちょっとお安くなって『これなら買っても良いか!』と思える値段になったので買っちゃいました。これでようやく我が家に原典訳マハーバーラタが全巻揃ったことになります。しかしこれで全て揃ったわけではないのが悲しい。というのもこの『原典訳マハーバーラタ』のシリーズは、翻訳をおこなった上村勝彦先生が急逝されたために未完のまま終わってしまったのです。だから今日手元に届いた8巻『カルナの章』の途中までで終わってしまっているのです。その終わりは本当に良い所で終わってしまっているのです。この素晴らしい翻訳が、ここで途絶えてしまうのか…とどうしたって無念さを感じずにはいられませんでした。そして私がこのマハーバーラタという叙事詩を夢中になって読めるのは間違いなく上村先生のお陰なので、改めて上村先生に感謝しました。上村先生、本当にありがとうございます。

8巻はちょっとだけページをめくっただけで本棚に置いてあります。バイトが終わってから4巻をちょっと読みました。この『原典訳マハーバーラタ』は一生の宝物にしたいです。

そして、これから先の物語のことを考えました。

私はマハーバーラタが好きで、この叙事詩に夢中になっています。だけどこの叙事詩の素晴らしさを、私は本当に知ることが出来るのだろうか?私が心奪われた物語の魅力を誰かに伝えられるのだろうか?そう考えるとはっきり言って自信がないのです。だって相手はサンスクリット語で書かれた世界最大級の叙事詩です。ただの神話好き理系人間がこの叙事詩のために出来ることなんて何もないのではないかという気分になるわけですよ。でも私、マハーバーラタのことがもっと知りたいんです!勇士たちの気持ちがもっと分かったらいいな、古代インドの人たちの暮らしや思想が分かったら良いな、この叙事詩を伝えた詩人たちの想いが分かったら良いな…たくさん知りたいことがあるんです。そう思っていても何をして良いのか、殆ど分からないのが辛い。とりあえず本を読みまくってるけど、それだけじゃ何も理解できない…はあ、何だか井戸の底から満月を手に入れようと足掻いているような気分。だけど出来るだけのことはやってみたい。

とりあえず次の目標は山際版マハーバーラタとマハバーラトを買って読むことです。

それではここまでお付き合い頂いてありがとうございました。