かせつのはきだめ

かせつは仮設であり、仮説でもある。

九州商船ストライキについて思うこと

本日2017年12月25日、九州商船ストライキを決行した。

九州商船とは我が故郷である長崎県福江島と長崎本土を結ぶ航路など、離島の交通を支える重要な航路を支えている企業である。当日は九州商船の船がすべて欠航になったようで、当日船に乗る予定だった人はずいぶん困ったようである。

 

このストライキ労働組合側の主張が労組側の代理人の弁護士である佐々木亮氏が書いた記事を読む限り、明らかに法律違反、命令違反を経営側がしているのに労組側がストライキに踏み切るまで要求を受け入れない経営者側の気持ちが全く分からず困惑するしかないしストライキ期間中だけの臨時の乗組員を雇用しようと募集チラシをだすなどとにかく経営側がアホすぎて心配していた(さすがに働く人たちの権利無視しすぎでしょ)。結局25日中にストライキは解除されて明日から通常通りの運航に戻るそうだ。良かったね!

 

【長崎県】九州商船におけるストライキについて(佐々木亮) - 個人 - Yahoo!ニュース

新聞読んでるだけじゃそもそもなぜストライキになるのかわからなかったので読んだんですけど圧倒的に会社の経営側がクソじゃないですか(`・ω・´)

2017/12/25 08:50

 

まあ、ストライキの是非については「ストライキをさせる経営者が悪い慈悲はない(`・ω・´)」と、私自身も労働者側の人間だから思うわけです。離島の生命線である航路をストライキにより利用できなくすることによるデメリットは大きいことは当然わかるけど(私の父は長崎と福江島の間で物資を運ぶトラックの運転手なので、3日に1回のペースで九州商船のフェリーに乗っている。確認はしていないけど、確実に何かしら影響を受けているのではないかと思う)、それでもストライキを断行した労組側に批判の矛先を向けるのは絶対違うのだと言いたい。

あまりこの↑ツイートを真に受けたくないのだが、九州商船の利用者である五島の人の中には経営者側だけではなく労組側も批判する人もいるようで、あの島の人たちが自分の短期的な利益のため(不利益を避けるため)に間違った判断をしていることが何となく受け入れがたい(´・ω・`) なんだろう、私は五島の人たちはもっとおおらかで強い人たちだと信じていたから、九州商船ストライキに怒ることはあったとしても間違った批判はしないだろうと期待していたし、離島で暮らす以上船が欠航すること自体はよくあることなのだから上手く折り合いをつけてしたたかに行動できる人たちだと思っていたのだけど、なんというか、醜いなあと思ってしまったのが私個人としてもショックだった。まあ、五島が素晴らしい人ばかりなんて言うつもりはないが、客観的にみて間違ったことを主張して(利用者の立場だからというその一点を錦の御旗にして)それが当然、みたいな態度で島の外の人に正しいことが伝わるわけないよね。

 

以上、取り留めのない意見でした。

さて、私は高校卒業と同時に島を出てそろそろ10年になるのですが、10年間でおよそ1年に1回くらい五島に帰っているはずなのですが、そのうち2回海上時化だか台風だかで長崎で足止めされているのですが、これは多い方ですかね!?(`・ω・´) あと前回の帰省では危うく台風にぶつかりそうになったのだが無事五島に帰れた。

つまりなにが言いたいのかというと、離島に行くときは少なからずストが起こらなくても海が荒れたら欠航になることはまれによくあるので、おおらかな気持ちで行こうね!身が持たないよ!