地球はなぜ「水の惑星」なのか、を読んでる
唐戸先生がブルーバックスで新刊を出してらっしゃったので速攻で買ってしまいましたです。(*゚▽゚*)
これからゆっくり読むつもりなのですが、最後の章に書いてあった地球惑星科学を学びたい人のために書かれた部分が興味深かったのでメモします。
私から特に若い読者に、地球惑星科学の学び方をアドバイスするとすれば、まず、いろいろな科学の基礎である物理と化学をしっかり勉強しておくことをお勧めします。日本の教育の程度は高いですから、高校レベルの物理や化学を理解していれば、この本で解説した大抵の地球惑星科学の内容は理解できるでしょう。物理や化学の基礎知識の勉強と並行し、本書のような一般向けの解説書を読み、地球惑星科学の現況を概観してください。
地球惑星科学を学ぶのに大切なのは物理と化学、と割とはっきり言っていて思い切ったなあと思ってしまったのでした。まあこのあとで続いている通り物理と化学を基礎にしつつ地球惑星科学を学ぼうね、というのは私もそう思います。物理と化学がわかんないと地球を科学するために必要な考え方がわかんなくなってしまうような気がいたします。地球惑星科学を志すみなさん頑張れ!(`・ω・´)
地球はなぜ「水の惑星」なのか 水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史 (ブルーバックス)
- 作者: 唐戸俊一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: Kindle版
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プラティヴィンディヤとドゥフシャーサナの戦闘
先日、こんなことをつぶやいた。
そういやクルクシェートラの戦いにはプラティヴィンディヤ対ドゥフシャーサナというおおよそ私しか得をしない対戦カードがあるんですけど、両者の交戦が「宇宙紀の終わりにおける水星と金星の接近のようであった」って形容されるの、古代インドの天文学(占星術)を通して何か分かりませんかね?
— チヒロ8946号@のるるん似 (@fukaplanet8) 2017年3月8日
ちなみにこの「引用」は確認してみるとかなり不正確だった(´・ω・`)すみません。
王よ、両者の対戦はめざましいもので雲のなくなった空における水星と金星の遭遇のようであった。*1
引用の内容は結構ニュアンス違う感じですが、それでも古代インドの人たちの天文現象の見方を考える上では結構面白い記述なんじゃない?と勝手に思ってしまっている。ここから何かを読み解くのは絶対大変だけど!時間があればやりたいです。時間があれば。
知識の必要性
よく「星空を楽しむのに知識はいらない」っていうじゃないですか。まあ、その通りなんだけどそれに対して「足りないのは知識じゃなくて論理的思考なんじゃないの?」と突っ込んだらダメですよね、人として。
知識は大事だけど、それはスパイスのようなものなのではないでしょうか。知識は他人からいただくもの。他人から提供されたものを美味しくいただくか、それを置いて自分なりに楽しむか、どっちもいいですね。楽しみましょう。
ただ、世の中には間違った知識もありふれています。それを見抜くには知識の上に論理的思考も必要だし、証拠だって必要なのだけどそれを見抜ける人ってまだまだ少ないよなあ。まあ、ここで偉そうなことを言っている私とてそれができる自信はないですが、その姿勢を忘れないよう努力する義務はあると思います。がんばろー(`・ω・´)