かせつのはきだめ

かせつは仮設であり、仮説でもある。

静岡市美術館に行ってきた

こんにちは。
先日故あって静岡に行ってました。用事をすませてから新幹線の時間まで十分な時間があったので、静岡駅前の静岡市美術館を見学しました。静岡市美術館を訪れたのは初めてでしたが、とても雰囲気がよい美術館でした。個人的になによりも素晴らしいと思ったことは、美術館が駅のすぐ近くにあるということです。これだけ交通の便がいいところならば静岡を訪れる度に訪れたい!と思いました。
静岡市美術館では現在『七夕の美術 日本近世・近代の美術工芸にみる』という展覧会を行っています。8月19日までだそうです。
七夕をフィーチャーした展覧会って珍しいなあと思いながら見始めましたが、非常に面白かったです。七夕ってこんなに奥が深いイベントだったんだなあと気づきました。日本の伝統行事の一つとして七夕は人々の暮らしの中で、大切なイベントの一つとして存在していたのだなあと思いました。特に気に入ったのは江戸時代の子供の遊びを描いた絵です。四季折々の遊びを楽しむ子供たちが描かれた絵が数枚展示されていたのですが、どれも子供たちが楽しそうで、夢中になってみてました。

あと、個人的に非常に驚いたことがありました。
「もう一つの七夕の物語」ということで「天稚彦草紙」の絵巻物が展示されていたことです。天稚彦物語といえば有名・・・ではありませんが個人的に大好きで、昔一度ブログで紹介したこともあったはずですが何故か見当たらない・・・(汗)昔の日本人が書いた星の世界の物語っていう時点でもう心がときめいてときめいて仕方のない素晴らしい物語です。まあ筋書きは殆どギリシア神話のエロスとプシュケだし、オチは結構ヒドいのですが(笑)
その絵巻がまさか偶然立ち寄った静岡市美術館でみれるなんて何という幸運!その日の私はツキにつきまくってました。
話の内容は既に知っていたものの、本物を見ることができる機会が一生のうちに訪れるなんて思っていなかったので嬉しかったです。偶然って、本当にすごい。奇跡のような出来事を、簡単に起こしてしまうなんて。

皆様、静岡にお立ち寄りの際は、是非静岡市美術館へ足を運んでみてくださいませ!